理系就活

就活での研究概要の正しい書き方 [就活歴4年の院生が徹底解説!]

研究概要

理系就活生のみなさん!

本選考が本格化する3月までに、ESに書く研究概要を完成させましょう!

研究概要を整理してまとめるのには想像以上に手間がかかります。

ESを書く時間が奪われエントリー数が減り、持ち駒が少なくなるので気を付けてください!

研究概要の種類

研究概要には大きく分けて2種類あります。

図などを用いて自由形式で書くA4型タイプと文字だけで書かせるES型です。

[頻出の研究概要の種類]

A4型の研究概要:1枚~2枚

ES型の研究概要:200字,300字,400字,600字,800字

A4型の研究概要を先に仕上げればES型の研究概要は一瞬で完成するので、まだ手を付けてない人は先にA4型に取り組みましょう!

書き方

研究概要の書き方

まずはA4型・ES型に共通する研究概要の書き方のルールを解説します。

研究概要の共通ルール

①専門用語を書いた場合は次の行で意味を解説する

専門外の人がESを読むことがほとんどなので、難解な専門用語は極力使わないようにしましょう。

仮に使ってしまった場合は、次の文で必ず専門用語の意味が分かるような文章を書いてください。

意味が分からない文章を書いてしまうと、「相手に物事を伝える能力が低い」と判断されマイナス評価されてしまいます。

[専門用語の目安]

大学入学に習う言葉:そのまま使ってOK

大学入学に習う言葉:意味を解説する

[注意]

自分の専攻と合致している会社の場合は、単独で使用可能な専門用語の基準が変わります。

[専門用語の目安]

同じ専攻の学生なら知っている専門用語:OK

研究室単位で共通認識している専門用語:解説が必要

②「です・ます」「だ・である」で統一する

研究概要に限らずES全般に言えることですが、「です・ます」「だ・である」のどちらか一方で統一してください。

なんとなくESを書いているとごちゃ混ぜになっているケースが多いです。

特に多いミスが、志望動機などのESは「です・ます」調で書いているのに、研究概要だけは「だ・である」調で書くパターンです。

ES・研究概要を書く前に自分はどちらの言い回しを使うのかを決めておきましょう。

「です・ます」と「だ・である」の使い分け

「です・ます」:文字数が多くなる→ESが文字数不足になりがちな人向け

「だ・である」:文字数が少なくなる→ESの文字数がよくオーバーする人向け

③学会の要旨よりも内容を簡単にする

大前提として、就活の研究概要と学会の研究概要は全く別物であるということを意識してください。

採用担当者は学生よりも、研究内容に対する知識が圧倒的に不足しています!

自分にとっての常識は社員の常識ではありません。

例)よくあるミス

眠りの研究をしている就活生

就活生
就活生

今日は朝早くに朝日を浴びた(A)から、晩は寝つきがよくなる(C)

(朝日を浴びれば、メラトニンという睡眠物質が夜に大量に出る(B)のは常識だから言わなくていいよね)

就活生の頭の中:A→B→C

睡眠の知識を持っていない面接官

面接官
面接官
朝日を朝早くに浴びたから寝つきがよくなるってどういうこと?

面接官の頭の中:A→C

就活生からすると論理が成立していますが、面接官は論理を追えていません。

これは、Bという情報を面接官が知らないからです。

就活生にとっては当たり前のBという情報を伝えなければ、面接官は論理が飛躍していると感じ理解できません。

できるだけ情報を漏れを防ぎ、簡単な内容の文章を書いてください!

理系就活生

A4 1枚の研究概要の書き方

研究概要の構成は型が決まっています。

[A4 1枚の研究概要の構成]

①研究背景

②既存研究の成果と問題点

③簡単な研究概要

④実験orシミュレーション方法

⑤実験orシミュレーション結果と考察

⑥まとめ

⑦参考文献

①研究背景

「その研究を行うことによって、どんな問題を解決できるのか?世の中にどんな影響を与えるのか?」という内容を書きましょう。

研究背景は知識のない人でも理解できる内容なので、技術面接でよく質問されます。

この部分を伝えることができないと、物事を分かりやすく伝える能力がないとマイナス評価されます。

なので、研究背景は詳しく簡単に書くことを意識してください。

[研究背景のフォーマット]

現在世の中には○○という問題があり、今後この問題は人類に深刻な影響を与えると言われています。

○○を解決するために、△△(関連研究)などの研究が行われていますが、現在根本的な解決には至っていません。

②既存研究の成果と問題点

研究背景を述べた後は、所属する研究室のこれまでの成果と問題点を記述します。

[既存研究の成果と問題点のフォーマット]

○○の問題を解決するために、我々の研究室では△△に取り組み一定の成果を上げてきました。

しかし、既存研究には□□という課題があり、いまだ解決に至っていません。

③簡単な研究概要

研究背景を述べた後に、自身の研究内容を2~3文で簡単に記述します。

書くべきポイントは3つです。

・何に着目した研究なのか

・この研究によってどんな問題が解決できるのか

・既存研究、関連研究とどう違うのか

[簡単な研究概要のフォーマット]

本研究は、既存研究(関連研究)とは異なり○○という現象に着目し、△△という問題を解決していきます。

研究背景、既存研究の成果と問題点、簡単な研究概要をひとまとめに緒言として、研究概要の初めに書いていってください!

④実験orシミュレーション方法

具体的な実験・シミュレーション方法に関して書いていきます。

専門知識がない人にとって、この部分は研究概要の中で最も理解しにくい内容になります。

どれだけ簡単に詳しく書いても面接官に伝わらないケースがほとんどなので、軽く触れる程度にしておきましょう。

文字数を少なくし、簡単な図を載せて説明するのがポイントです。

⑤実験orシミュレーション結果と考察

実験・シミュレーション結果の図は必ず貼ってください!

結果の図を貼っていないと、研究成果が出ていない・研究をおろそかにしているという印象を面接官に与えてしまいます。

A4 1枚の場合だと2枚くらいデータを貼るのがちょうどいいです。

実験データからの考察の部分は、専門知識がなくても論理的に追えるような内容の文章を書いてください。

⑥まとめ

これまでの研究成果を簡単にまとめてください。

まとめるのが苦手な人は研究成果を箇条書きで書いても大丈夫です。

結果と考察の部分と内容が被ると思いますが問題ありません。

⑦参考文献

参考文献の書き方は学会の要旨と同じです。

約6万件の通過ESが見れるワンキャリアユニスタイルを参考にして書くのもおすすめです!

パソコンと眼鏡

A4 2枚の研究概要の書き方

研究概要がA4 2枚の場合であっても、基本的にはA4 1枚の時と書き方は同じです。

ただ、書く量が2倍になるので文字数を増やさなければなりません。

A4 1枚の場合は実験orシミュレーション方法を少なく書きますが、2枚の場合は学会の要旨と同じくらいの内容量を書いてください。

学会の要旨よりも簡単な言葉を使って文章を書く必要があるので、文字数は非常に多くなります。

また、A4 2枚の研究概要には4つの追加項目があります。

[A4 2枚の研究概要の構成]

研究背景

既存研究の成果と問題点

簡単な研究概要

実験orシミュレーション方法

実験orシミュレーション結果と考察

まとめ

①今後の研究方針

参考文献

②学会発表経験

③投稿論文などの研究成果(ない人はいらない)

④使用可能な実験機器(指定されない限り書かなくていい)

①今後の研究方針

今後の実験orシミュレーションの方針を簡潔に2~3行で書きましょう。

卒業までに達成すべき研究目標から逆算して、どういう方針で今後研究を進めていけばいいのかを考えて記述してください!

今後の研究方針を技術面接でよく質問されます。

適当に考えた研究方針を答えると、「君は卒業までの研究目標を意識して普段研究していないのか?」と詰められるので注意してください。

②学会発表経験

いつどの学会に参加し、何形式の発表を行ったのか記載してください

○○年○月○○学会 口頭(ポスター)発表

③投稿論文などの研究成果

投稿論文や学会での受賞経験などの成果がある人は書いておきましょう。

研究成果を出せる人材であるとアピールできます。

○○年○月○○学会 ○○賞受賞

④使用可能な実験機器

たまに、使える実験機器名を書かせる会社があります。

実験機器の正式名称を調べて記述してください。

会社側から指定がない限りは書かなくて大丈夫です。

A4型の研究概要の文字数を調節する裏技

研究概要の文字数を調節する方法を紹介していきます。

a) 段組みを変える

A41~2枚の研究概要を提出する場合、学生が自由に形式を選択できます。

なので、段組みを自分の好きなように調整できます。

研究成果があまりなく、「A4 1枚も書くことがない!」という学生は1段組み

研究成果がたくさんあり、「A4 1枚で収まりきらない!」という学生は2段組み

b) 文字の大きさを変える

文字の大きさも自由に変えられる会社がほとんどです。

明らかに文字が大きすぎたり小さすぎるのは問題ですが、本文だと10~12の間ならどの大きさを使っても大丈夫です。

文字数が足りない人は大きさを12に、文字数がオーバーする人は大きさを10に設定して調整しましょう。

c) 文字の間隔を変える

研究概要が指定の枚数に収まりきらないときは、本文の文字の間隔を狭くしましょう。

行と行の間隔も狭められるので試してみてください。

ES (200~400字)の研究概要の書き方

A4型の研究概要の緒言とまとめの部分をくっつければ完成です。

200~250字だと字数オーバーしてしまうので、簡潔にまとめなおしてください。

(まとめの部分をカットして緒言だけを使うのもOK!)

逆に文字数が足りない場合は、今後の研究方針の部分を付け加えて完成させましょう。

ES (400~800字)の研究概要の書き方

A4型の研究概要の緒言、実験方法、実験結果、今後の方針を繋ぎ合わして書いていきましょう。

実験方法に関しては、1~2文くらいに抑えて簡潔に書いてください。

他の部分は文章のつなぎ目だけ修正すればほとんどそのまま使えます。

企業と共同研究を行っている場合

企業と共同研究を行っている場合、実験データなどを研究概要に書けません。

この場合は、研究背景や関連研究など開示できる情報を多めに研究概要を作成しましょう。

会社側も大学と共同研究を行っているケースがほとんどなので、事情は分かってくれます。

データが出せないのは一見デメリットに見えますが、技術面接の質問が研究背景などの簡単な質問に集中するので、面接の難易度が低下するメリットがあります。

 

「研究概要の書き方がまだ分からないな」と感じた方は、過去の通過ESを参考にするのも1つの手段です。

私が就活生時代にES収集で使っていたサイトを載せておくので、参考にしてください。

[通過ESが無料で見放題な就活サイト]

ワンキャリア16万件以上の通過ES・選考体験談が見放題            https://www.onecareer.jp/
Unistyle5万件以上の通過ES・選考体験談が見放題            https://unistyleinc.com/
みん就他の学生のESや最新の選考情報が見れる(*嘘の口コミが多い)  https://www.nikki.ne.jp/
就活ノート登録者数10万人越えのES・選考体験談が見放題のサイト      https://www.shukatsu-note.com/
就職会議登録者数15万人越えのES・選考体験談が見放題のサイト      https://syukatsu-kaigi.jp/
外資就活外資系・日系大手専用のES・選考体験談が見放題のサイト     https://gaishishukatsu.com/

まとめ

研究概要に関する書き方は以上です。

理系の就活では、研究概要を最終面接まで使うので真剣に書きましょう!

また、「研究に関連するESの設問や研究職の志望動機」を書く時には理系ナビの記事が参考になります!

理系の業界・職種に関する知識を深められるので私自身重宝しました。

ES作成に苦手意識のある人はこちらを参考にしてください。

https://shukatsu-pakurin.com/es-kakenai

理系就活を突破するためには、①研究概要②研究発表プレゼン③研究に関する質疑応答の3つの山場を乗り越えなければなりません。

技術面接での発表を成功させるノウハウを学びたい人はこちらの記事を見てください。

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